米子まちゼミで相続について話をしました。その中で、「相続について親や子供と話し合ってみたことはありますか」という問いかけがありました。相続が発生するまでに家族で相続の話をすると言うことはあまりないかもしれません。話しづらいということもあります。しかし、大きなメリットがあります。
それは、親や子供の相続に対しての意向を確認することができることです。それによって相続が発生するまでにお互いにどのように遺産分割するのが良いかを考えることができます。また、もしかしてもめるかもしれないとわかれば、遺言書などで対策を取ることもできます。ほとんどの人は遺言書を書かないと思いますが、それはもめるかどうかがわからない、自分の家族はもめないだろうと考えてのことだと思います。しかし、いざ遺産分割になってからもめるようなことになってはなかなか難しい状況だと思います。そのような状況を回避するために家族で相続について話し合うことは有効なのです。
もし、なかなか話し合うことができないという事ならば、エンディングノートなどに自分の意向を書いておくというのでもいいかもしれません。遺産分割協議のときにそれを元にして冷静に話ができるかもしれません。何もないよりもずっと遺産分割協議がしやすいと思います。
誰もが遺言書を書いて対策しておけばよいかもしれませんが、それもなかなかハードルが高いかもしれません。上記のようなことを皆様が少しでもやっておけば、結果は変わってくるはずです。
当事務所では、遺言書の原案作成のサポートをしております。相続について心配事がある、という場合など、ぜひ当事務所にご相談ください。