先日、とある地域で計画されている**メガソーラーの設置に関して、水利権者の同意は誰から取得する必要があるか?**というテーマで、有識者の方にお話を伺う機会がありました。
結論から言うと、「雨水をどう排水処理するかによって、同意を得るべき相手が変わる」とのこと。
特に、広大な敷地に太陽光パネルを敷き詰めるメガソーラーの場合、地下への浸透だけでは雨水を処理しきれず、雨が降ると一部の場所に水が集中する可能性があるそうです。これが周辺の農地に影響を及ぼすと、トラブルに発展するケースもあるとのこと。
農地が近くに残っている地域では、**「そのような事態を防ぐために、どんな被害防止策を計画しているのか」**が、農地転用の際の確認ポイントになるとのことでした。
実際、過去のメガソーラー開発では、以下のような対応が行われてきた例もあるそうです。
- 雨水を一時的にためる沈砂池の設置
- 新しい水路を整備して、既存の水路へと安全に放流する
こうした排水計画に応じて、同意を得るべき関係者も変わってくるとのこと。具体的には、単に集落の代表者だけでなく、周辺の土地所有者、水路や河川の管理者なども対象になる可能性があると説明されました。
つまり、メガソーラーのような大規模な開発では、「どこにどう雨水を流すのか」が極めて重要であり、それによって誰の同意が必要かも変わってくる、ということです。
自然との共存を目指す再生可能エネルギーだからこそ、地域との調和は欠かせません。
今後もこうした視点から、現場の声を拾っていけたらと思っています。

